Stand in my Belief

あなたを物語の主人公にしちゃいます☆

小さな生き物と不安の話

もし、ここが戦地だったら。きれいな水は手に入りにくいし、潤沢に母乳が出ないかもしれない。オムツも毎回変えられない。そんななかで、必死に子育てをするお母さんがいると思うと涙が出る。


もしここが災害の被災地だったら。避難所での生活は、水も食料も手に入れるの大変だろうし、夜中に泣き出す赤ちゃんは、他の人に迷惑になってしまう。その環境はお母さんにも赤ちゃんにもすごいストレスだろう。そんな環境をこれまで乗り越えてきた赤ちゃんとお母さんがいると思うと泣きそうになる。


洪水のとき、赤ちゃんを抱っこしたまま濡れないようにしのいだってニュースをみた。赤ちゃんが暴れたら抱っこし続けるのって大変だろうし、異様な雰囲気を感じたら暴れる可能性の方が高いと思う。そして、濡れたら低体温であっという間に冷えてしまう。お母さんが必死だったことを想像すると胸が締め付けられる。


暑かったらクーラーをつけ、寒かったらブランケットにくるみ、煮沸した哺乳瓶で、雑菌が処理されたミルクを飲み、清潔なお風呂で毎日沐浴し、柔らかいベッドですやすや眠る。


そんな当たり前なことが、当たり前じゃない世界がある。いま当たり前のことを、当たり前にできている環境でそのありがたさを噛み締めている。
そして、当たり前じゃない環境になったらどうしようと考えに囚われ、たまらなく不安になる。


どうか全世界の赤ちゃんが健やかに育てる世界でありますように。そして、お母さんが安心して子育てできる環境でありますように。