Stand in my Belief

あなたを物語の主人公にしちゃいます☆

僕が縄文杉を好きな理由

先日、屋久島に縄文杉を見に行ってきました。

 

樹齢7200年とも言われる縄文杉!!

感想→ 普通のでっかい杉でした!!

いや、めちゃでかかったけどね。

 

さて今回は、トータルで4泊5日の旅だったんですが、

この旅はとにかく楽しかった!!

 

全員、気心の知れた友だちで

ほどよく気をつかって、

あるラインまでは、ほったらかしで

本当に理想的なメンバー。

 

この子たちで来てほんとによかったなって思ったのが、1日目の昼のこと。

予定の宿にチェックインして、お昼ご飯を食べ、翌日の登山の準備もひととおり終了。

 

時刻は午後15時。

まだまだ日も高く、天気もよく。

さらに、屋久島には縄文杉以外にも観光スポットがたくさんある。

 

そんな中、わたしたちが選んだのが“昼寝”。

いえす!昼寝!

 

屋久島の気持ちのいい宿で、

外の音を聞きながら、

京都とは違う風を感じて、

横には一緒に行った子が無防備に寝ていて。

楽しかったな。

 

なんていうか、旅行に行って

たくさんの観光名所をまわるっていうのが、すごい苦手なんです。

 

そんなたくさんの情報量処理しきれない。

ただ、慌ただしかったな、めまぐるしかったなって記憶になってしまう。

 

せっかくここまで来たんだからって気持ちはわかるけど、半径1mだけでいいんです。

そこに半日座って、人とか空気とか、空とか、建物とか眺めていれば

それだけで旅行きた意味があるって思うんだけど、、、

まぁなかなか理解されないですけどね。

 

縄文杉に関しても、

上に書いたように、“でっかい杉でした!!”って感想が本音。

 

手すりのない橋をこわごわ渡ったり、

急な山道をぜぃぜぃ言いながら登ったり、

お菓子を交換したり、

変な写真を撮ったり、

途中でしんどくて不機嫌になったり、

ガイドさんの作ってくれたカップラーメンに感動したり

 

もともとの目的は「縄文杉を見る」ってことだったけど、

最終的には、「5人で10時間も山道を歩いた」ってことの方が本当に本当に大切な思い出。

 

基本的にものぐさで、しんどいことが大嫌いなわたしたちは、

「樹齢7200年の世界的も類をみないめずらしい杉が見れる」

っていう命題がなければ、きっと10時間も山道を歩いて行かなかった。

 

もし、わたしの記憶容量がいっぱいになって

どっちかの思い出しか保持できないよって言われたら

縄文杉を見た」って記憶をよりも

「5人で山道を歩いた」って記憶を、絶対に絶対に残す。

 

そんな貴重な体験の動機になってくれたって意味で“縄文杉”には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そんなことを考えた、ある夜の話。