Stand in my Belief

あなたを物語の主人公にしちゃいます☆

僕が未来を夢見た理由

23歳くらいのとき、

なんでかわからないけど、ずっと自分は来年の夏に死ぬな。って思っていた。

死にたい。じゃなくて、死ぬだろうなって、割と確信的にそう思ってた。

(5月にめでたく30歳の誕生日を迎えるので、死んでいないですよ!)

 

なんなんだろうな。アレ。

思春期第三弾くらい。

けど、小さい頃から、長生きしたくないって思ってた記憶があるので

とりあえず、そういう気があったのだと言える。

 

不慮の事故とかない限り、いきなり死なないと思ってるけど

やっぱりいまでも、未来のことを考えるのが苦手だと思う。

 

だから、5年後のことなんて、考えたこともなかった。

占いで、7年後に素敵な年が来ると言われても、実感がわかなかった。

将来のことを考えて行動してるつもりでも、結局うまく行かなかった。

いま目の前にあることがすべてだった。

 

だから、不規則な生活も、むちゃな仕事も、気にならなかった。

今がすべてだから。身体を壊してもいいと思ってた。

 

だから、未来は信じてないって言ったのに。

 

うっかり。

未来を夢見てしまった。

甘い夢を見てしまった。

 

信じるなら、はじめから信じるべきだった。

 

覚悟がないなら

未来を信じないままいるべきだった。

ずっと嘘の自分のままいるべきだった。

 

中途半端な自分。

 

だけど、あの瞬間覚悟したんだ。

すべてを失ったとしても、このままでいたくなかった。

変わりたかった。

 

僕がまだ死なないなら。

何度でも。

何度でも、伝えることができる。

と思っているのは、傲慢さと小さな望み。

 

明日の積み重ねが未来だとしたら、

明日はきっとまだ生きている。

だから、もう未来から逃げ出さない。

明日を積み重ねた未来をもう一度夢見れるように。 

 

そんなことを考えたある夜の話。