Stand in my Belief

あなたを物語の主人公にしちゃいます☆

「ネコ男爵からの招待状2」を終えて

 

「ネコ男爵からの招待状2」が昨日終わりました。

Twitterで“ネコ男爵、猫男爵、#nekodan”を検索してはニヤニヤしています。

 

「ネコ男爵からの招待状」の開催を決めたのは

「夜の遊園地からの脱出atひらかたパーク」の千秋楽まじかの10月半ばのこと。

 

その頃、結婚が決まり、京都を離れる日程が決まり、

京都を去る前にやりたいこと…を考えていたときに出てきたのがコレ。

 

「ネコ男爵からの招待状」でした。

 

「夜の遊園地からの脱出atひらかたパーク」は、1年かけて練っていた計画で、故郷に錦を飾るって意味でどうしても“ひらかたパーク”で、関西一の大規模公演「夜の遊園地」をやりたかったんです。結果として、「夜の遊園地からの脱出atひらかたパーク」は、関西公演の動員数を昨年の約2倍の1万5000人になり、チケットは即完売になりました。

 

憧れだった(わたしはおけいはんなので)京阪電鉄の中吊り広告も出ました。うれしかったなぁ。京阪の中吊り。

 

「“ひらかたパーク”でリアル脱出ゲームを絶対にやりたいんや!!」という、個人的な“枚方(地元)大好き”欲求で始まった企画が、ひらかたパークさん、よみうりテレビさん、音響会社さん、照明会社さん、スタッフと、たくさんの人を巻き込んで実現していく図に、わたしにはまだ早い超強力魔法を使ってしまったような、怖い気持ちと、手順を踏んでいけば、やりたいことはきちんと叶うんだって手応えを感じました。

 

そんな大規模公演をやったあとに、どうしてもやりたかったこと。

それが「ネコ男爵からの招待状」。

 

ネコ男爵を東京に行く前にやりたかった理由は2つ。

 

1つ目。

SCRAPは巨大化し、前よりも「謎」が求められています。

infoのメールを見ているだけで、お仕事の依頼や問い合わせのなんと多いことか!!

(ありがとうございます)

 

そんな東京に行って、嵐に巻き込まれる前に、どうしても自分の立ち位置を確認したかった。わたしがやりたいのは[物語の主人公になるコンテンツづくり]。そういう意味では、リアル脱出ゲームよりリアルゲームブック「ネコ男爵~」のが、断然近い。

 

「ネコ男爵~」をもっと開催していきたいけれど、システム上、一定のお客さんしかいれられないし、一定のスタッフの数も必要になります。ビジネス上、リアル脱出ゲームの方が断然優れている。

 

社員の数が増えたSCRAPにおいて、利益の少ない公演をやりたいと、声を大にして言いにくい。

(さらに、制作カロリーもスタッフカロリーも高いときている)

 

そこで、リアル脱出ゲーム並みの動員数を「ネコ男爵~」でする方法を考えていたのだけれど、「ネコ男爵~」の面白さを考えると、1公演のキャパを増やすわけにもいかない。

 

京都はかなりわたしの権限で、イベントの開催を決めさせてもらっているので、やるならいまのうち!!←

 

さらに、リアル脱出ゲームもはじめから、あんなに大人数をさばけるシステムが確立していた訳ではないので、もう1回開催してみて、新しい可能性を模索したい。

 

そんな理由で「ネコ男爵~」の開催を押し進めていきました。

 

結果として、当日のお客さんとスタッフの笑顔を見て、やっぱりこのコンテンツを大切にしたいと思えました。わたしのいまやりたいことに一番近いコンテンツ。まだいろんなことが未熟だけど、この笑顔が生まれるコンテンツをどうにかもっと成長させたい。

 

SCRAPは[B to C]の会社なので、お客さんの声をすごく大事にします。

わたしとしては、「ネコ男爵の招待状」シリーズはどんどんやっていきたいと思っています!!

もし、「ネコ男爵~」シリーズをもっと開催してほしいという奇特な方がいらっしゃいましたら、胸の中に秘めておかず、公共の場で発言してもらえると、嬉しいです。

 

 

2つ目。

これはもう、すごい、プライベートというか、気持ちの話なのだけど、

親愛なる京都/名古屋のスタッフと、二人三脚なイベントを最後に作りたかった。

東京に行っても引き続き関西/東海案件担当なので、最後じゃないんですが、やっぱり京都を離れるっていうのはいままでと勝手が違うなと思いまして。

 

2011年のはじめに、弊社の代表が東京に引っ越してから、

辛いときも楽しいときも、一緒に乗り越えてきたのは京都/名古屋のスタッフでした。

 

SCRAPフェスって無茶なイベントを開催したり、

極寒な中スパイ小作戦を開催したり、

1回目の「ネコ男爵~」は、1週間くらい泊まり込みのスタッフがいたり、

わたしが寝坊して現場にいなくても、控え室でダウンしてしてても

いつもそばで支えてくれました。

 

スタッフ全員に「ありがとう」と「大好き」を伝えたいけれど、

そういうのは得意じゃないので、そこで、みんなが一番テンションあがるイベントを作ることにしました。

 

絶対的にスタッフのポテンシャルに頼ったイベントです。

 

「夜の遊園地~」でスタッフのなりきり感が良かったってアンケートがあったけど、

うちのスタッフのポテンシャルはそんなもんじゃないぞ!!と。

 

いつも遅刻多いのにが、この日に限っては遅刻する人が少なかったり、

前日のMTGにわざわざ遠方から駆けつけてくれたり、

「今回の配役」を決めたときに、勝手に盛り上がって衣装を決めてくれたのとか、嬉しかったなぁ。

 

この2週間、準備大変だったけど、

あと、告知期間が短くていろいろ無茶だったけど、ほんとやってよかった。

 

昨日の解散のとき、さらっと終わらせてすいません。

しばらく会えない人もたくさんいたと思うけど、しんみりするのは苦手なので。

なんか「お別れ会」とかで集まるより、イベントで集まって、お客さんを満足させて、やりきったほうが私たちらしいかなって。

あの現場にいてくれた人も、いままでスタッフをしてくれた人も本当にありがとう。

 

ああいうイベントが好きなんだ!!ってみんなが言ってくれるから、

わたしは自分の軸をブレさせずにこれからも頑張れます。

 

1人じゃなんにもできない私を支えてくれてありがとう。みんな大好きです。

 

最後に、ネコ男爵を開催にあたって、

ご協力とご迷惑をおかけしたみなさまに心より感謝を。

 

ひらかたパークのHさまと、Iさま。

「夜の遊園地からの脱出」の打ち上げ(10月末)で、ひらかたパークでこんなことやりたいです。って話に耳を傾けていただき、さらに、あらゆることへのギリギリのご連絡を快く対応していただき、本当にありがとうございます。

ひらかたパークは最高の遊園地です。

 

タンサンファブリークのみなさま。

テキストの締め切りを思いっきり破った上、印刷のサイズを勘違いしていてごめんなさい。タンサンさんのマッハのデザイン力でなんとかイベントを成功させることができました。ありがとうございます。

 

やおよろズのねいじまとーこさん。

ネコ男爵の全会議に出席してくれ、ストーリーの原案をほぼ出してくれたお方。

ねいこが無茶ぶり、ふじたが微調整。ねいこが無茶ぶり、ふじたが微調整。って形で、ストーリー作りを進めていきました。おかげでいいものができたと思います(特に外伝)、ほんとありがとう。

 

最後にスタッフみなさん。

全員の名前出せなくてごめんよ。みんなのやる気のおかげで成り立ったイベントでした。ほんとありがとう!!

 

さて、来週の今頃には苗字が「かわかた」に、変わっている予定です。

彼も物語の主人公体験をモットーにディレクター業をしている人なので、彼の意見も取り入れつつ一緒にもっとものづくりに励んでいきたいと思っています。

 

これからも「かわかた たまみ」をよろしくお願いします。

 

P.S

今回、いただいたアンケートはわたしの宝物です。

 

もし、まだ書き忘れたことがある!!て方は、f@scrapmagazine.com までご連絡くださいませ。